ノスタルジー鈴木の「むろん、ストリートで!」

ストリート・ムシャリスト〈ノスタルジー鈴木〉が発見した素敵なサムシングについて大いに語ります

今年もよろしくお願いします。むろん、ストリートで!

よろしくお願いします。

今年も。

ノスタルジー鈴木

2021

 引用元:YANAKA COFFEE の紙カップの胴部に巻かれていた紙に記された文言

 

ひとつひとつの想いをつないで

市川に流れをつくる

 引用元:レシートの裏面に記された文言(NPO法人フリースタイル市川が掲げているミッション)

 

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西暦2021年も、よろしくお願いいたします。

2020年代に突入してから、早いものでもう1年が過ぎました。

当ブログ、『むろん、ストリートで!』を訪問して下さっている全ての人にKANSHAしてSMAPいます。

BTW、小生は、2020年が終わり、2021年が始まる瞬間を、その時間を、その時の空気を、永久に留めるためにポッドキャスト・プログラム『!ka !ch!kawa』を、まさにその時、収録したのでした。

果たしてドラマは生まれるのか?生まれないのか?気になってしょうがない!(だってしょうがないじゃない!恋いしたっていいじゃない!違う、そうじゃない!)という方は、是非、イカの/以下の再生ボタンをそっと押下してリッスンしてホシーノ!

 

あけまして !ka !ch!kawa

anchor.fm

 

小生はストリート・ムシャリストとして、主に市川市内で活動していますが、本日は、その活動の一端をご紹介します。

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ストリート・ムシャリストの活動成果

これらはストリートでムシャった食物のうち、ごく一部です。16枚の写真のうち、右上の角に位置する1枚は、2020年12月18日(金)に撮影されたものですが、フリースタイル市川主催のイヴェント『第1回いちカイギ』開催中に、ストリート・ムシャリストとして参加したノスタルジー鈴木こと小生の姿を捉えたものです。真間のアンカー市川から、JR市川駅直結のシャポー市川内、むすぶばに向かう途中で、有名なお菓子、ポテトフライをムシャりました。

むろん、ストリートで!

 

なお、2021年1月22日(金)の『第2回いちカイギ』は、2021年1月7日の夜に政府が千葉県を含む一都三県を対象に緊急事態宣言を発出したことを鑑み、リアルの会場にお集まりいただく方式ではなく、完全オンラインでの開催とする方針です。詳細が決まりましたら、頭部ログ、否、当ブログ、ならびに、イカ/以下の場所でご案内します。

 

フリースタイル市川のWebサイト

https://fs-ichikawa.org/category/article/ichikaigi/

フリースタイル市川のFacebookページ    

https://www.facebook.com/freestyleichikawa

いちカイギのFacebookページ 

https://www.facebook.com/groups/ichikaigi/about

ポッドキャスト・プログラム『!ka !ch!kawa』  
https://anchor.fm/ikaichikawa/

 

それでは、皆様、2021年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

最後に、元日に訪問した市川市内にある巨大な寺院「中山法華経寺」で撮影した1枚の写真をご覧ください。五重塔と大仏が同居する空間は宇宙広しと言えども中山法華経寺だけかもしれません。チナ・ミニ、東大寺には大仏があり、かつては大きな五重塔が二塔あったそうですが、五重塔は現存していません。

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市川市には五重塔と大仏があります。

最後に、と書きましたが、もう1枚、否、2枚の写真を掲載します。あえて説明は記しません。

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謹賀新年と書かれた新聞にしたためたご挨拶。

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部分拡大(フェイス)。

 

 

【いちカイギ】第1回を開催しました/第2回は2021年1月22日に開催します

2020年12月18日(金)に、NPO法人フリースタイル市川主催イヴェント「いちカイギ」の記念すべき第1回を開催しました。ご登壇いただいたスピーカーの宮代さん、宮野さん、石垣さん、素晴らしいお話をしていただき、ありがとうございました。また、3か所の会場とオンラインで参加いただいた皆様にも感謝申し上げます。どうもありがとうございました!

第1回の「いちカイギ」開催直前には、当ブログでも「いちカイギ」について説明しましたので、「いちカイギって何なん?」(藤井風「何なんw」より)と、疑問をお持ちの方は、こちらの記事をご一読いただければ幸いです。

muron-street-de.hatenablog.com

 

第1回が終了したのも束の間、2021年1月22日(金)には第2回「いちカイギ」を開催することになっており、既に登壇していただくゲスト・スピーカー(市川市で活躍している方)、3名中2名が確定しています。第2回のご案内は別途記事を書きたいと思います。

本日は第1回の「いちカイギ」の様子を簡単に紹介します。

ゲスト・スピーカーは3名でした。

  • 市川駅南口図書館」の館長を務めていらっしゃる宮野源太郎さん
  • マクロビオティックのケータリングサービス「TABELL」として活動中の宮代麻美さん
  • 学生服リユース事業「ゆずりばいちかわ」を運営している石垣瑠美さん

 

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いちカイギvol.1(シャポー市川むすぶば、市川駅南口図書館の宮野さん)

宮野源太郎さんは、30年の書店勤務を経て、2020年4月、市川市南口図書館の館長に就任されました。同じ本を扱う仕事ですが、書店=民間企業から、図書館=公共施設に転身した理由は大変興味深いものでした。図書館で取り組みたいことなど、今後の展望についてもお話いただきました。

フリースタイル市川のメンバーでもある小生(ノスタルジー鈴木)がインタビュアーとして宮野さんにお話をうかがったのですが、小生は本好きということもあって、話しながら大変エキサイトしたのでした。

 

▼「市川駅南口図書館」のWebサイトはこちらです

市川駅南口図書館

 

なお、会場はシャポー市川の「むすぶば」だったのですが、JR駅改札からほど近い場所で、扉などが設置されておらず、内側が良く見える状態だった(スクリーンが設置された空間で、対談している様子が見えた)ということもあって、会場前には興味津々といった表情の市川peopleが何人もいらっしゃいました。有料イヴェントゆえ、ふらりと入って話を聞くことはできなかったのですが、会場前に設置されていたデジタルサイネージ電子看板)で「いちカイギ」を認知してくださった方は、第2回以降に参加するかもしれませんね。

 

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いちカイギvol.1(アンカー市川、TABELLの宮代さん)

時系列的には宮野さんの前の登壇者ということになりますが、真間のアンカー市川では、サイドパークに停車したTABELLのキッチンカーの中から、宮代麻美さんに、記念すべき第1回「いちカイギ」の、記念すべきトップバッターとしてお話いただきました。インタビュアーはフリースタイル市川の本間美也子さんでした。

「食事を通して心も身体も健康になるライフスタイルを提案する”マクロビオティック”という考え方をもとに、”玄米菜食”を中心とした食事」を提供されている宮代さん(カッコ内はTABELLのWebサイトより引用)。都内で活動されていますが、アンカー市川にも定期的にキッチンカーがやってきているので、まだ食べたことがないという方は、是非、Facebookなどで情報を得て、食べてみていただきたいです。

…などと書いていますが、小生もTABELLさんのマクロビオティックのお食事は未体験なので、年内は難しいですが、来年早々には是非いただきたいと思っています!

 

▼「TABELL」のFacebookページはこちらです。

https://www.facebook.com/tabell.jp/

 

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いちカイギvol.1(gate.、ゆずりばいちかわの石垣さん)

石垣瑠美さんには、オープン前の「gate.」で、学生服と学用品のリユース・ショップ「ゆずりばいちかわ」をスタートするまでの経緯と、事業のコンセプトについてお話いただきました。フリースタイル市川の城谷直孝さんがインタビュアーを務めました。

現在の事業において、仕事を可能な限り細分化して、それを複数の従業員で分担するということに拘っている、というお話が特に印象に残っています。

ちなみに、上の写真の右上に上着を手に持った男が映っていますが、他ならぬ小生です。後述しますが、小生は、

 

1. アンカー市川(真間)

2. むすぶば(シャポー市川内、JR市川駅改札の目の前)

3. gate.(妙典)

 

の3か所を、物理的に移動したのです。いちカイギが開催されていた19:00から20:30の間に!

1か所目のアンカー市川で参加者から預かった質問を、2か所目のシャポーでの宮野さんへのインタビュー中にぶつけ、3か所目のgate.ではシャポーの参加者から預かっていた質問を石垣さんにぶつけたのでした。

 

▼「ゆずりばいちかわ」のWebサイトはこちらです。

学生服・学用品リユースshopゆずりばいちかわ - 学生服・学用品リユースshop ゆずりばいちかわ

 

▼「gate.」のWebサイトはこちらです。

gate. | つながる私が、はじまるところ

 

 

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いちカイギvol.1(3箇所の会場を移動して思いをつなぐ伝書鳩=ストリートムシャリスト)

 

新型コロナウイルス感染症が拡大していることもあり、リアル会場に多数の人に来ていただくことは回避したかったので、リアル会場の参加者数は最大5名までに制限して開催しました。その分、オンラインでの参加も募り、結果として約30名にご参加いただくことになりました。

改めまして、参加していただいた皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

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いちカイギvol.1(ムシャる!むろん、ストリートで!そしてオンラインで参加していただいた皆様)

第2回の「いちカイギ」は2021年1月22日(金)に、初回と同じく、リアルとオンラインのハイブリッド方式で開催します。詳細が決まりましたらお知らせします。是非、ご参加ください!

!ka !ch!kawa 2020年の再生回数ランキングを発表!

千葉県市川市でまちづくりを行うNPO法人、フリースタイル市川のメンバーとして活動するノスタルジー鈴木こと小生が、同じくフリスタ*1のメンバーである稲村ジェーンさんと共に、文字通りフリースタイルにお送りしている音声コンテンツ(Podcastプログラム)、!ka !ch!kawa/イカ市川の放送回が、最新回の『タイトなビートにソフトなエモーションを添えて』で50回目を迎えたことは、あまり知られていない事実です。

 

そこで(どこで?ここで!)、本日は!ka !ch!kawa/イカ市川の第1回~50回の放送の再生回数が多い順にランキングを作成し、これを発表します。

 

さっそく、第1位から第10位までを発表します。

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!ka !ch!kawa 2020年再生回数1~10位

再生回数が最多だったのは、『フリースタイル市川の多彩な活動』でした。未聴の方はもちろん、聴いたことがあるという方も、年末年始に聴き直して耳を刺激してみては!kaga(イカが)でしょうか?

anchor.fm

 

2位以下の放送回も「それなりに」面白いと思いますので、是非、リッスンしてホシーノ! !ka(以下)のリンク先から全回分の放送をリッスンすることが可能です。

!ka !ch!kawa • A podcast on Anchor

 

続いて、11~19位は!ka(以下)の通りです。

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!ka !ch!kawa 2020年再生回数11位~

11~19位には聴き逃がせない放送が数多くランクインしていますね。フリースタイル市川のメンバーズが数多く登場する放送、第15位『フリスタ5人衆』などは、危険な放送回とも言えますが、未聴の方は1度リッスンしてみてもよいかもしれません。

anchor.fm

23~32位は!ka(以下)の通りです。

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!ka !ch!kawa 2020年再生回数23位~

 

35~50位は!ka(以下)の通りです。

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!ka !ch!kawa 2020年再生回数35位~50位

再生回数が最少だったのは、『九月は君の嘘』と題された放送ですが、再生回数がその放送の面白さを反映しているとは限りません。いや、リッスンされた回数が最も少ないということはリッスンする価値がないのではな!ka(いか)?と思う向きもあるかもしれませんね。そんな方にこそリッスンしてホシーノ!第50位の放送回を!

 

anchor.fm

 

なお、再生回数最少の放送に付けられたタイトルは、漫画『四月は君の嘘から拝借したものです。この作品の中に、心に残るセリフが数多く出てくるのですが、第3巻に収録された第9話に登場するセリフは特に印象的なものだったので、ここに引用します。

 

君は何のためにピアノを弾くの?

自分のため?誰かのため?

君はこの曲をどう弾きたい?

バッハをどう弾きたい?

本当の君はショパンをどう弾きたい?

引用元:新川直司四月は君の嘘』第9話「ラジカセと月」(第3巻 P18~19、宮園かをりが有馬公生に言った言葉。 

 

 

君は何のために!ka !ch!kawaをリッスンするの?

自分のため?誰かのため?

君は!ka !ch!kawaをどうリッスンしたい?

ノスタルジー鈴木を、稲村ジェーンを、

どうリッスンしたい?

本当の君は!ka !ch!kawaをどうリッスンしたい?

 引用元:『四月は君の嘘』における宮園かをりのセリフをもとに筆者作成。

 

というわけで、今年1年、当ブログ むろん、ストリートで! を読んでくださった方、!ka !ch!kawa/イカ市川をリッスンしてくださった方、NPO法人フリースタイル市川の活動に参加してくださったり関心を寄せていただいた方、その他、ストリートムシャリストとしてのノスタルジー鈴木楽家としての福田十二指腸の諸活動を応援してくださった方にはKANSHA申し上げます。

来年も引き続き、よろしくお願いしま(り)す

*1:フリスタとは、むろん、フリースタイル市川の略称です。

【いちカイギ】初回は12月18日(金)19時開始です

 

 

はじめに

NPO法人フリースタイル市川は、千葉県市川市で広義のまちづくりに関わる活動を行う団で、10月に歩みを一歩踏み出したばかりの赤ちゃん法人です。

そんなフリースタイル市川が定期的に開催するイヴェントが、今日ご紹介するいちカイギです。

 

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いちカイギとは

市川市で、地域に想いを持って活動している人=ご本人と、その生業を通じて、地元市川を知り、つながり、好きになることを目指して開催する定期イヴェントです。

毎回3~4名のゲストスピーカーに、ご自身のこと、生業のこと、市川に対する想いなどを話してもらい、ゲストスピーカーと参加者で、参加者同士で、ゲストスピーカー同士で、交流していただく場です。

!ka !ch!kawa(イカ市川) でもいちカイギについて解説していますので、あわせてお聴きください。

anchor.fm

 

開催概要と参加方法

初回は2020年12月18日(金)開催で、19:00スタート(20:30終了)です。市川市内の3か所の会場をつないで開催します。

参加方法は、

(1)会場にお越しいただく「リアル参加」

(2)Zoom視聴による「オンライン参加」

の2種類があります。

会場は、

A. アンカー市川(最寄駅「市川真間」)

B. むすぶば(最寄駅「市川」、シャポー市川内)

C. gate.(最寄駅「妙典」)

の3か所、プラス、

D. オンライン(お好きな場所、Zoomでのご参加)

です。

 

ゲスト・スピーカーを紹介します

記念すべき第1回、12月18日(金)にお迎えするゲストは市川市で活躍中の3名です。

 

宮代 麻美さん(会場:アンカー市川) 

幅広い方々に新しい食生活の提案をしたいと考え、2014年より「TABELL」として、市川や都内で活躍中。マクロビオティックのケータリングサービスを行っています。


宮野 源太郎さん(会場:むすぶば) 

30年間の書店勤務を経て、2020年4月から「市川駅南口図書館」で館長を務める宮野さん。「」のみならず、地域の「情報基地」としての公共図書館の役割とその管理運営に試行錯誤の日々を送っています。

 
石垣 瑠美さん(会場:gate.) 

2018年に学生服リユースshop「ゆずりばいちかわ」を行徳にオープン。リユース事業を通じて、子育て支援、雇用創出、地域活性化に貢献しています。

 

 

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いちカイギ第1回のタイムテーブル(19:00-20:30)

 

お申し込みはこちらから

ご参加いただくにはお申し込みが必要です(当日の直前まで可能です)。料金はリアルでもオンラインでも一律1,000円です。

ichikaigi01.peatix.com

 

開催日が迫っています。ご興味をお持ちの方で、お申し込みがまだの方や、リアル参加にしようか、オンライン参加が良いかと迷っている方は、お忘れなきよう、お申し込みください!1,000円で3名のお話を聞くことができ、さらに市川市に住む/働く/学んでいる人たちとの交流も図れる企画、それが「いちカイギ」です!記念すべき第1回は、3会場を文字通り「つなぐ」企画も実施する予定です(その企画には他ならぬノスタルジー鈴木こと小生も1枚嚙んでいます。板ガムを1枚噛んでいるというわけではなく!)。

 

ゲスト・スピーカーの3名について(Webサイト)

ゲスト・スピーカーの宮代さん(TABELL)、宮野さん(市川駅南口図書館)、石垣さん(ゆずりばいちかわ)の関連Webサイトは以下の通りです。

tabell.jp

www.ekinan-lib.jp

www.yuzuriba-ichikawa.com

市川の梨、市川の苺、市川の桃、市川のリス。

新田、平田、菅野一帯は砂質壌土で、苺、桃、梨など果樹、果英類の栽培に適していた。

菅野の地は桃林が点々とし春の桃花観望のため東京から多くの人を集めたという。

出典:『続・市川まちかど博物館』(いちかわ・まち研究会編、1999年)

 

市川市のフルーツと言えば、現在では梨が有名ですが、かつては苺や桃の生産も盛んだったようです。桃に至っては、その花を見るために東京からの観光客が多数訪れるほど人気を博したということです。

と、何の前触れもなく、冒頭から引用で始まりましたが、今回は市川の過去/過去の市川について少しだけ書いてみようと思います。

 

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市川の梨、市川の苺、市川の桃、市川のリス。

 

上図における「リス」というのは、かつて宮久保白幡神社にリスが棲んでいた、という話から(情報源は『市川風土記 : 市民の郷土史読本』、市川ジャーナル編集部編、1974年)。

先日、!ka !ch!kawa でも、このことを話しました。

 

anchor.fm

 

「あの頃の市川」ということに関連して、明治41年(1908年)につくられた歌を紹介します。

下記は、『千葉県一周唱歌という歌の、市川市に関する箇所です。

 

市川駅のかなたには

音に聞ゆる鴻の台(国府台)

北条、里見の古戦場

今は国守(くにも)る野砲兵

栄門高く固めたり

線路に近き桃林

梨の畠も実を結ぶ

その収穫を思い遣り

八幡の森も知らなくに

西よりたなびく塩竃(しおがま)の

烟(けむり)は何処(いずこ)行徳の

里を遥(はるか)に眺めつつ

日蓮宗な檀林と

世に聞こえたる中山の

法華経寺も早や過ぎて

船橋津田沼両駅の

出典:『市川風土記 : 市民の郷土史読本』(市川ジャーナル編集部編、1974年)

 

 

歌の中に登場する市川駅は、歌がつくられる14年前の1894年(明治27年)に総武鉄道(現在のJR総武線)の起点駅として開業しています。この総武鉄道の沿線には桃の林があった、ということですね。梨畠も登場します。

国府は、戦国時代の「国府台合戦」(北条氏と里見氏などの合戦。1538年の第一次合戦、1563年から1564年の第二次合戦から成る)の舞台として知られ、1885年(明治18年)には陸軍教導団が置かれました。その後、終戦までの間、軍隊の町として発展しました(「野砲兵」は「野戦重砲第七連隊」のことでしょう)。松戸街道沿いには、軍隊相手の商売を営む店が多かったとのことです。

他にも、八幡の藪知らず、行徳(塩竃)、中山(法華経寺が歌われています。

 

現在、市川市では、梨の生産は盛んですが、大野地区では梨の生産者が減少しており、苺を生産する農家は少しが残る程度だと思われます。桃の林はなく、行徳の塩田もありません。宮久保のリスも、もういません。

 

変わりゆく市川の景観、消失する自然を思いながら、ストリート・ムシャリストは、今日も何かをムシャっています。むろん、ストリートで!

 

 

参考文献:

『続・市川まちかど博物館』(いちかわ・まち研究会編、1999年)

『市川風土記 : 市民の郷土史読本』(市川ジャーナル編集部編、1974年)

三井住友トラスト不動産Webサイト』 https://smtrc.jp/town-archives/city/ichikawa/p07.html

『猫の足あと』 https://tesshow.jp/chiba/ichikawa/shrine_miyakbo_shirahata.html

 

gate.が始まる音がする――(支援募集の)しめきり迫る音がする

市川市内のストリートで様々なものをムシャる(喫食する)、そんな活動を淡々としている小生は、地元市川市で(広義の)まちづくりを行う団、フリースタイル市川のメンバーとしても活動しています。

今日のブログ記事タイトル、「gate.が始まる音がする」ですが、新しいコミュニティ・スペース『gate.』が、市川市の南部、妙典に近日オープンすることを意味しています。

 

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市川市南部、妙典橋のたもと近くにオープンする「gate.」のイメージ

 

『gate.』を立ち上げるのは、フリースタイル市川の仲間であり、ポッドキャスト番組 !ka !ch!kawa でも活動を共にしている、稲村ジェーンこと稲村絵美里さんです。

 

稲村さんが、なぜ『gate.』をつくろうと思ったのか、そして、『gate.』がどんな機能を持ち、妙典地区でどんな役割を担い、さらに市川市全域という広がりの中で、どのような存在となりうるのか――ということについては、こちらのWebサイトで具体的に説明されているので、是非読んでみてホシーノ!

 

readyfor.jp

 

上記のWebサイトではクラウドファンディングの支援者を募集しています。支援募集は11月30日(月)午後11:00までなので、「あ!しまった!支援しようと思っていたのに、リターン(返礼品)をどれにするか迷っていて、まだ申し込んでいなかった!」というオッチョ・コ・チョイな方は、今すぐアクセス!

「え?リターン?リターン・トゥ・マイセルフ(浜田真理)?」と、頭の中で立体のクエスチョンマークがクルクルと自転しちゃっているような方も、是非上記のWebサイトにアクセスしてみてホシーノ!

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「gate.」のクラウドファンディング返礼品の数々

クラウドファンディングは、プロジェクトの成功を願い、実施者の志に共感する、そんな支援者から資金を提供してもらうことで、プロジェクトの目標達成を目指す仕組みです。上の写真は「gate.」のクラウドファンディングWebサイトに掲載されている、支援者への魅力的なリターン(返礼品)の数々です。この4つ以外にも様々なリターンが用意されているので、Webサイトでチェックしていただきたいのですが、ここでは、これら4種のリターンの概要を紹介します。

 

江戸川セーリング体験(写真左上)
プロジェクトの応援者でもあるサワディ(フリースタイル市川の水まわり担当)こと澤田友宏さんがインストラクターとなって、フランス製ディンギーTIWALに試乗するものです。小生も申し込みました!市川市でも江戸川区でもない、どこにも属さないミステリースポット、番外地にも接近するとか?!

 

ランドセルリメイク(写真右上)
妙典の隣、行徳で学生服・学用品のリユースを行っている『ゆずりばいちかわ』さん(代表:石垣瑠美さん)が、ランドセルを、セミオーダーで、名刺入れやペンケース、印鑑ケース、キーホルダー、リールストラップ、パスケースなどにリメイクしてくれます。行徳、妙典と、市川市の南側がますます楽しい街になって盛り上がる予感!

 

ビール醸造体験・オリジナルラベルのクラフトビール36本付き(写真左下)
2021年11月に市川市真間に完成予定の『まるやブルワリー』さんでビールの醸造を体験できます。『まるやブルワリー』を立ち上げるために準備中なのは、フリースタイル市川のセンチメンタル釘拔こと、釘拔克典さんです。真間と妙典、クロスすることがなかなかない、市川市の北部と南部の地域ですが、このような機会に混ざり合う、元々市内にあった場所や人が混ざるという「リミックス」は、市民としてワクワクします。『gate.』や『まるやブルワリー』は、交流拠点として、街を面白くする役割を担っていくのでしょうね。

 

ジェルネイルの提供(写真右下)

稲村さんはネイリストでもあり、1年前に市内のイベントで小生も施してもらったのですが、いやはや、女性はもちろん、男性にもおすすめです。むしろ、今までの人生の中で、ジェルネイル未体験という人にこそ、足を踏み入れてほしい世界だと思います。

 

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右が稲村ジェーンこと稲村絵美里さん。

ポッドキャスト !ka !ch!kawa でも、この記事と同名の放送で、『gate.』のことをノスタルジー鈴木こと小生が紹介していますので(前半はドラゴンクエストの「じゅもん」の話、特に「イオ」についての話がメインではありますが)、リッスンしてみてホシーノ!

anchor.fm

 

『gate.』のクラウドファンディング支援の申し込み締め切りは11月30日(月)午後11時と迫ってきています。忘れていたという方、この記事を読んで初めて知ったという方、是非、Webサイトにアクセスしてホシーノ!

readyfor.jp

身近にいる大学1年生たちのリアル ――千葉商科大学『Yellow!』の記事を読んで

小生が棲む千葉県市川市は、東京近郊のベッドタウンとして知られていますが、大学と短期大学がいくつも所在する文教都市としての顔も持っています。

それでは、ここで唐突な質問を、読者であり打者でもある貴方に向かって投げ込みます!

市川市内にキャンパス・施設がある大学と短期大学、思い浮かぶもの全て挙げてみてください。

ここですかさず「市川市 大学 短期大学」で検索した人は、インターネットの申し子です。

さて、いくつの大学、短期大学を思いうかべることができましたか?

順不同で市川市内の大学と短期大学を挙げてみましょう。

 

 

大学が3つ、短期大学が2つ、計5つもあるのです。

5つ「も」と書きましたが、この数は多いのでしょうか。少ないのでしょうか。近隣の自治体と比較してみましょう。…と、書きましたが、それはまた別の機会にするとして、今日は市川市の大学、短期大学に通う(はずだった)1年生の生活にフォーカスしてみようと思います。

 

なぜ(短期大学も含む)大学1年生の生活にフォーカスするのか?

 

それは、新型コロナウイルス感染症拡大を受けて休校となった小中高大学のうち、小中高が再開した後も、多くの大学は授業はオンラインのみで行われており、キャンパスに入ることが許されないままで、人間関係が築かれていない1年生は厳しい状況に身を置くことになった人が特に多く、3月に市川市にやってきてひとり暮らしをスタートしたものの、キャンパスに行けないため家にいることになり、初めてで慣れないひとり暮らしということでストレスが溜まり、4,5月は街に出ても人が少なく店の営業時間も短く、授業がオンラインでアルバイトもできないのであれば、しばらく実家に戻っても良いかもしれないと思えど、市川から実家に戻ることはウイルス感染リスクという観点では許されないムードだったかもしれず…云々、ただでさえ、それまでの人生で最も大きな転換期にあたる人が多い大学1年生が、いきなり「大学に来ないでください」というオーダーを受け、慣れないオンライン授業を受け、大いに苦労しているからです。

 

夏頃にインターネット上の記事で、大学生がとにかく大変な思いをしている、ということを読みました。SNSでも投稿を読みました。例えば、このようなものを。

このような記事を読んだ時には、自分が棲む市川市内でもそのような苦しみを感じている大学生がいるのだいうことに思い至りませんでした。恥ずかしながら。

 

ところが、NPO法人フリースタイル市川のキックオフミーティング(2020年10月24日)の前夜に、千葉商科大学メディアプロジェクトの運営する雑誌『Yellow!』のオンライン記事を読み、「そりゃそうだよね、いるよね市川市にも、苦しんでいる大学1年生が。大学・短大がいくつもあるのだから」と、ようやく思い、記事の内容にせつない気持ちになってしまいました。それがこの記事です。

是非読んでみてください。なぜそう思ったかという理由は後述します。

 

note.com

この記事を読んだ感想などを、 ポッドキャスト !ka !ch!kawa で話しています。この放送の後半で。前半は駄話が中心です。

anchor.fm

 

1年生の大変な状況を、4年生の川尻さんがオンラインで取材して記事にしているのですが、1年生6人の生の声を聴くと(読むと)、先に述べたように本当にせつなくなります。同情の念が胸に湧き上がるのですが、だからといって自分が今すぐ救いの手を差し伸べられるようなことでもなく、しかし、居ても立っても居られない気持ちになり、1人でも多くの人に、1人でも多くの市川市の人たちに、この現実を知ってもらいたい、この記事を読んでもらいたいと思ったのでした。

是非、ご一読いただきたいです。

 

先ほど、この記事を読んだのは私が所属するNPO法人フリースタイル市川のキックオフミーティングの前夜だったとお伝えしました。無事、キックオフを終えて、メンバーズのJun Noguchi 氏、Jumps氏の2人と一緒に、Jumps氏が運転する自動車に乗って国道14号線を市川方面に向かって移動している時、小生は、この記事を前日に読んだということ、読んで胸が締め付けられるような思いになったこと、市川市の大人たちに、近くにいる商大生が、そして同じように和洋女子大、医科歯科大、東京経営短大、昭和学院短大が、キツい状況に立たされていることを知ってもらいたい、というようなことを、2人に話しました。

そして数日後には上で紹介したポッドキャスト !ka !ch!kawa でこの件について(Yellow!の関係者には全く許可も得ず、勝手に)話をしたのでした。ちなみに、後日、記事を書かれた川尻さんとは連絡を取らせていただき、勝手にポッドキャストで話したことを怒ってはいなかったことを確認しております!

 

なお、『Yellow!』は元々紙メディア(雑誌)で、無料で配布されているものなのですが、私がその存在を知ったのは、2017年7月29日、今から3年3か月ほど前のことでした。

 

 

そして、昨年(2019年)にもこの『Yellow!』の面白さを訴えていました。以下のツイートにぶらさがっているリアクションも是非ご覧ください。

 

 

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、『Yellow!』の記事タイトルは「授業はオンラインへ。新しい大学生活の実態を、大学1年生に聞いてみました<前編>」となっていました。今、<後編>の公開準備中とのことですので、是非、前後編を合わせて読んでみてホシーノ!

そして、その他の記事も読んでみていただき*1、身近な大学生の生の声、リアルな生活実態を知ってほしいと思います。

 

 

*1:我らが 本八幡bot氏のインタビュー記事も公開されています。