身近にいる大学1年生たちのリアル ――千葉商科大学『Yellow!』の記事を読んで
小生が棲む千葉県市川市は、東京近郊のベッドタウンとして知られていますが、大学と短期大学がいくつも所在する文教都市としての顔も持っています。
それでは、ここで唐突な質問を、読者であり打者でもある貴方に向かって投げ込みます!
市川市内にキャンパス・施設がある大学と短期大学、思い浮かぶもの全て挙げてみてください。
ここですかさず「市川市 大学 短期大学」で検索した人は、インターネットの申し子です。
さて、いくつの大学、短期大学を思いうかべることができましたか?
順不同で市川市内の大学と短期大学を挙げてみましょう。
大学が3つ、短期大学が2つ、計5つもあるのです。
5つ「も」と書きましたが、この数は多いのでしょうか。少ないのでしょうか。近隣の自治体と比較してみましょう。…と、書きましたが、それはまた別の機会にするとして、今日は市川市の大学、短期大学に通う(はずだった)1年生の生活にフォーカスしてみようと思います。
なぜ(短期大学も含む)大学1年生の生活にフォーカスするのか?
それは、新型コロナウイルス感染症拡大を受けて休校となった小中高大学のうち、小中高が再開した後も、多くの大学は授業はオンラインのみで行われており、キャンパスに入ることが許されないままで、人間関係が築かれていない1年生は厳しい状況に身を置くことになった人が特に多く、3月に市川市にやってきてひとり暮らしをスタートしたものの、キャンパスに行けないため家にいることになり、初めてで慣れないひとり暮らしということでストレスが溜まり、4,5月は街に出ても人が少なく店の営業時間も短く、授業がオンラインでアルバイトもできないのであれば、しばらく実家に戻っても良いかもしれないと思えど、市川から実家に戻ることはウイルス感染リスクという観点では許されないムードだったかもしれず…云々、ただでさえ、それまでの人生で最も大きな転換期にあたる人が多い大学1年生が、いきなり「大学に来ないでください」というオーダーを受け、慣れないオンライン授業を受け、大いに苦労しているからです。
夏頃にインターネット上の記事で、大学生がとにかく大変な思いをしている、ということを読みました。SNSでも投稿を読みました。例えば、このようなものを。
大学生は、いつまで我慢をすればいいのでしょうか。
— maki (@D6Hy1q0FQJuxtPO) 2020年7月17日
#大学生の日常も大事だ pic.twitter.com/pxGW49nKdO
このような記事を読んだ時には、自分が棲む市川市内でもそのような苦しみを感じている大学生がいるのだいうことに思い至りませんでした。恥ずかしながら。
ところが、NPO法人フリースタイル市川のキックオフミーティング(2020年10月24日)の前夜に、千葉商科大学メディアプロジェクトの運営する雑誌『Yellow!』のオンライン記事を読み、「そりゃそうだよね、いるよね市川市にも、苦しんでいる大学1年生が。大学・短大がいくつもあるのだから」と、ようやく思い、記事の内容にせつない気持ちになってしまいました。それがこの記事です。
是非読んでみてください。なぜそう思ったかという理由は後述します。
この記事を読んだ感想などを、 ポッドキャスト !ka !ch!kawa で話しています。この放送の後半で。前半は駄話が中心です。
1年生の大変な状況を、4年生の川尻さんがオンラインで取材して記事にしているのですが、1年生6人の生の声を聴くと(読むと)、先に述べたように本当にせつなくなります。同情の念が胸に湧き上がるのですが、だからといって自分が今すぐ救いの手を差し伸べられるようなことでもなく、しかし、居ても立っても居られない気持ちになり、1人でも多くの人に、1人でも多くの市川市の人たちに、この現実を知ってもらいたい、この記事を読んでもらいたいと思ったのでした。
是非、ご一読いただきたいです。
先ほど、この記事を読んだのは私が所属するNPO法人フリースタイル市川のキックオフミーティングの前夜だったとお伝えしました。無事、キックオフを終えて、メンバーズのJun Noguchi 氏、Jumps氏の2人と一緒に、Jumps氏が運転する自動車に乗って国道14号線を市川方面に向かって移動している時、小生は、この記事を前日に読んだということ、読んで胸が締め付けられるような思いになったこと、市川市の大人たちに、近くにいる商大生が、そして同じように和洋女子大、医科歯科大、東京経営短大、昭和学院短大が、キツい状況に立たされていることを知ってもらいたい、というようなことを、2人に話しました。
そして数日後には上で紹介したポッドキャスト !ka !ch!kawa でこの件について(Yellow!の関係者には全く許可も得ず、勝手に)話をしたのでした。ちなみに、後日、記事を書かれた川尻さんとは連絡を取らせていただき、勝手にポッドキャストで話したことを怒ってはいなかったことを確認しております!
なお、『Yellow!』は元々紙メディア(雑誌)で、無料で配布されているものなのですが、私がその存在を知ったのは、2017年7月29日、今から3年3か月ほど前のことでした。
市川市、国府台/市川真間/市川の各駅の間にある大門通りは石畳のアヴェニューにある平野珈琲でコーヒーを飲んだ後、京成の踏切近くの base de carin というカフェで昼食をとりました。その店に置いてあったフリーペーパー Yellow は千葉商科大学が発行するもの。ナイス。 pic.twitter.com/7yXJh7akMD
— ノスタルジー鈴木a.k.a.福田十二指腸 (@nikutaino_akuma) 2017年7月29日
そして、昨年(2019年)にもこの『Yellow!』の面白さを訴えていました。以下のツイートにぶらさがっているリアクションも是非ご覧ください。
千葉商科大学の学生が、新しい市川の魅力を発信!─フリーマガシン『Yellow!』は予想を上回る面白さです。 pic.twitter.com/G6Fl0EiiDb
— ノスタルジー鈴木a.k.a.福田十二指腸 (@nikutaino_akuma) 2019年3月21日
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、『Yellow!』の記事タイトルは「授業はオンラインへ。新しい大学生活の実態を、大学1年生に聞いてみました<前編>」となっていました。今、<後編>の公開準備中とのことですので、是非、前後編を合わせて読んでみてホシーノ!
そして、その他の記事も読んでみていただき*1、身近な大学生の生の声、リアルな生活実態を知ってほしいと思います。