ノスタルジー鈴木の「むろん、ストリートで!」

ストリート・ムシャリスト〈ノスタルジー鈴木〉が発見した素敵なサムシングについて大いに語ります

市川市と船橋市の中山を巡る冒険

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中山法華経寺五重塔と中山大仏。五重塔と大仏が同居する寺は珍しい?

小生が棲む千葉県市川市には、中山という地名があります(中山1丁目~4丁目)。そして、隣接する船橋市にも、中山を含む地名があります(本中山1丁目~7丁目、東中山1丁目~2丁目)。

また、冒頭に掲載した写真は小生が西暦2021年1月1日に訪問した中山法華経寺で撮影した五重塔と中山大仏ですが、この日蓮宗のお寺の所在地は、市川市の中山2丁目です。

チナ・ミニ、大仏と五重塔が同じ空間に存在する例はあまりないと思われます*1奈良の大仏で知られる東大寺には、かつて五重塔が二塔存在したそうですが、現存はしていません。

さて、この「中山法華経寺」からもほど近い場所にある、中山の名を冠した巨大な施設、中山競馬場は、競馬ファンならずとも、年末の有馬記念が行われる場所として名前くらいは知っているのではないかと思いますが、この競馬場は船橋市の古作にあります。市川市ではないのですね。

というわけで、今日は、市川市船橋市に存在する「中山」という地名を巡る、チョットとしたチョットについて、一筆ないし二筆、振るってみようと思います。

 

先日公開したポッドキャスト・プログラム『!ka !ch!kawa』(イカ市川)でも、このことを取り上げてトークを繰り広げているので、このブログ記事を読みながら、再生ボタンをそっと押下して、放送をリッスンしてホシーノ!

 

▼中山は市川市船橋市

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※放送の前半3分は中山とは無関係の事を話しています。誰が。ノスタルジー鈴木が。

 

まず、地図で位置関係を確認します。下図は、JR総武線の「下総中山駅」を中心にした地図です。「下総中山駅」の北には京成線の「中山駅」、東に京成線の「東中山駅」があり、やや離れた南には東京メトロ東西線原木中山駅」があります。

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名に中山を冠した駅と中山法華経寺

画像出所:「江戸川洪水ハザードマップ」(資料『市川市洪水ハザードマップ』掲載)に筆者加筆

 

その名に「中山」を含む駅が、この界隈には4つ存在します。

 

そして、それらすべてが船橋市内にあるのです。

 

 

上図ではややわかりづらい市境線をくっきりと描いた地図を下に示します。言わずもがな、小生の手描きによるものです。

 

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名に中山を冠した駅、中山法華経寺、そして市の境界線

この「味のある地図」をご覧いただくと、「中山」という地名を駅名に持つ4駅のうちの3駅、「中山駅」、「下総中山駅」、「原木中山駅」の所在地は、船橋市ではあるものの、市川市との市境の際であることがお分かりいただけると思います。

特に、中山駅」と「原木中山駅」の近くを通る市境線は船橋市の視点に立てば、まるで駅を吸収するためであるかのように凸の形状をしており、市川市の視点では、駅の部分だけが凹んでいる、という、誠に不自然な印象を受けるのです。

市境の形成過程は無視して、単に小生がこの地図を見て感じる印象のみを根拠に、仮定の線を強引に引く(強「引」に「引」く、とは…)ならば、下図のようになります。

 

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名に中山を冠した駅、中山法華経寺、そして市の境界線+架空の線

中山駅」の南(国道14号線の辺り)、「原木中山駅」の北(産業道路の北)に引いた黄色の線、これが、ノスタルジー鈴木による仮の市境線です。

この黄色の線の方が自然な印象を受けますが、何らかの理由(知らべればすぐにわかることだと思いますが、幾つかの謎は残しておきます)で、船橋市から見れば凸部を持った、市川市から見れば凹部を持った赤い市境線が引かれている、これが、現実です。

 

原木中山駅」といえば、「原木中山の貴公子」こと、「バラキーナ香山」氏のことを想起します。

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ところで、冒頭に掲載した写真は「中山法華経寺」で撮影したものですが、中山法華経寺」の「中山」(寺の山号)が、この界隈の「中山」という地名の由来になっているのです。

今は船橋市に点在する、「中山」の名を持つ地名や施設も、その名の由来は「中山法華経寺」にあるのです。

 

今、ここで強調した一文、今日はそれを最もお伝えしたかったのです。多分。きっと。

 

1260年に創建された日蓮宗の寺、「中山法華経寺」は、前述の通り、五重塔と大仏が存在しており、宇宙的パワーが凝縮しているかのような、高密度な場を形成しています。是非、「市川市中山法華経寺」で、他所ではなかなか体験できない「五重塔&大仏の同時体験」を味わってホシーノ!

また、この寺は、僧侶の大荒行が行われることでも知られています。この大荒行が行われるのは、11月から翌年2月までの100日間で、僧侶たちは極めて過酷な修行を行うのです。この荒行については、別の機会に当ブログで記事にしたいと思います。

 

なお、市川市に隣接しているものの、多くの市川市民にとって馴染みが薄いのではないかと思われる鎌ヶ谷市にも(もしそうであれば、今後馴染んでいく余地が多く残されていると捉えることができますし、そのように考えたいものだと書きながら思いました)、大仏があります。その名も、「鎌ヶ谷大仏」。1776年につくられた大仏で、新京成電鉄鎌ヶ谷大仏駅」前に存在します。

確か、SF映画か何かで、市川市鎌ヶ谷市が戦うことになった時に、中山大仏と鎌ヶ谷大仏が出動し、戦闘するシーンがあったような、なかったような…。

その「鎌ヶ谷大仏」はどんな姿をしているかというと、こんな姿です。

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鎌ヶ谷大仏(2018年10月8日、筆者撮影)

というわけで、大仏って、本当に良いものですよね。

それでは、またお会いしましょう。ノスタルジー鈴木でした。

 

 

 

*1:大仏と五重塔が1つの寺に存在する他の例をご存知の方は、是非教えてホシーノ!

【いちカイギ】第2回は1月22日(金)にオンラインで開催します

西暦2021年――この数字からは、未来的かつ宇宙的な印象を受けますが、まぎれもなく現在を表しており、ここ市川でも2021年があらゆる人々を包み込み、市内の隅々まで、空間を満たしているわけです。

未来的・宇宙的・市川的――そんな西暦2021年が開幕して7日目の1月7日、日本政府は一都三県を対象に緊急事態宣言を発令しました。これを受け、フリースタイル市川では1月22日(金)に開催する交流イヴェント、第2回「いちカイギ」の実施方法を、オンラインとオフラインのハイブリッド方式から、完全オンライン方式へと変更しました。

「いちカイギ」では、市川市で活動・活躍しているゲスト・スピーカーを3名ほどお招きして、市内での活動、生業(なりわい)、ご自身のこと、そして、地域=まち=市川に対する想いをお話いただきます。また、参加者同士で交流する時間を設けることにより、人と人のつながりが生まれ、新しい流れがつくられていく、そんなワクワクするような展開を感じてもらえるような場となることをも目指しています。

前回、第1回の開催レポートはこちらをご一読ください。

muron-street-de.hatenablog.com

 

2回目となる1月22日(金)のゲスト・スピーカーは、こちらの3組です。

  • 「キッチンカー今ちゃん」 今田さんご夫婦
  • 「やわたの森Kids」 三浦雅代さん
  • 「しる・みる・もむ行徳神輿」実行委員長 田中祥一さん

!ka !ch!kawa (イカ市川)でも第2回いちカイギについて紹介しているので、是非ともリッスンしてホシーノ!

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「キッチンカー今ちゃん」の今田さんご夫婦、カルボナーラ風うどんが絶品です!

今田さんご夫婦は、2020年より、市川市内をはじめ、各所に「キッチンカー今ちゃん」を出店して、オリジナリティ溢れるカルボナーラ風うどんを提供する日々を送っています。今回は、お二人でキッチンカーという事業を開始するまでの紆余曲折や、これまでのこと、そして、これからの展望や夢などについて、お話しいただく予定です。

小生や他のフリースタイル市川のメンバーは、キッチンカー事業の開始前に、試食会を実施して、一足お先にいただいたのですが、とても美味しく、気付いたらほぼ無意識でお代わりを要求していた…という程においしいカルボナーラ風うどん、是非一度食べていただきたい味です!

 

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三浦雅代さんは2020年に「やわたの森Kids」を立ち上げて活動されています。

2組目として、2020年に「やわたの森Kids」を立ち上げて活動されている三浦雅代さんにお話いただきます。過去の経験から「生き抜く力を持つ子供」の教育に着目した三浦さん、プログラムには「デザイン思考」と「あそび」を取り入れており千葉商科大学の学生さん達も参加されているとのことです。三浦さんご自身は都内に勤務しておられ、二児の母でもありますが、コロナ禍真っ只中の昨年、地元・市川市で新たな取り組みをスタートしました。こんな時代だからこそ、地域に目を向け、未来を見据えたい、新しく地域活動をスタートしたい――と考えている方には、是非、三浦さんのお話を聴いていただきたいと思っています。

 

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心地よいバリトン・ヴォイスで語られる行徳神輿の魅力に注目です。

3組目は、神輿(みこし)づくりの町「行徳」、その伝統を多くの方に知ってもらうため、地元の方々と連携し「しる・みる・もむ行徳神輿」を開催した田中祥一さんです。企業勤めをしながら地元で活動する田中さんのお話は、今後の地域生活のヒントになることでしょう。チナ・ミニ、特に田中さんと親交が深いフリースタイル市川のメンバーから聴いた話によると(真偽のほどは定かではないのですが)実行委員長としてイヴェントを企画、実行された田中さん、元々、地元・行徳への愛着や帰属意識が強かったわけではないようです。どんなきっかけで地域に目を向けるようになったのか、興味深いですね。当日、インタヴュアーを務める予定の小生が切り込んで伺ってみたいと思います。

 

外出の自粛を要請され、なかなか人との交流をする機会を持てない中、是非、いちカイギを通じて、地域で生活する、活動するということについて、それぞれの想いを話し/聴き、ご自分なりの地域とのかかわり方を、改めて考えてみてはいかがでしょうか。
たくさんの方が気軽に参加できるように参加費を(通常は1,000円ですが、今回は)500円にしています。また、ご自宅からオンラインでも楽しく交流出来るような仕掛けもご用意しています。みんなで楽しい時間をすごしましょう!

 

▼第2回いちカイギ 開催概要

  • 日時:西暦2021年1月22日(金)19:00-20:30
  • 開催方法:Zoomによるライブ配信
  • 料金:500円
  • ゲスト・スピーカー:三浦雅代氏(やわたの森Kids)、今田拓也氏・今田智子氏(キッチンカー今ちゃん)、田中祥一氏(しる・みる・もむ行徳神輿実行委員長)

 

▼お申し込みはこちらから

ichikaigi02.peatix.com

 

皆さんのご参加をお待ちしています!

今年もよろしくお願いします。むろん、ストリートで!

よろしくお願いします。

今年も。

ノスタルジー鈴木

2021

 引用元:YANAKA COFFEE の紙カップの胴部に巻かれていた紙に記された文言

 

ひとつひとつの想いをつないで

市川に流れをつくる

 引用元:レシートの裏面に記された文言(NPO法人フリースタイル市川が掲げているミッション)

 

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西暦2021年も、よろしくお願いいたします。

2020年代に突入してから、早いものでもう1年が過ぎました。

当ブログ、『むろん、ストリートで!』を訪問して下さっている全ての人にKANSHAしてSMAPいます。

BTW、小生は、2020年が終わり、2021年が始まる瞬間を、その時間を、その時の空気を、永久に留めるためにポッドキャスト・プログラム『!ka !ch!kawa』を、まさにその時、収録したのでした。

果たしてドラマは生まれるのか?生まれないのか?気になってしょうがない!(だってしょうがないじゃない!恋いしたっていいじゃない!違う、そうじゃない!)という方は、是非、イカの/以下の再生ボタンをそっと押下してリッスンしてホシーノ!

 

あけまして !ka !ch!kawa

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小生はストリート・ムシャリストとして、主に市川市内で活動していますが、本日は、その活動の一端をご紹介します。

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ストリート・ムシャリストの活動成果

これらはストリートでムシャった食物のうち、ごく一部です。16枚の写真のうち、右上の角に位置する1枚は、2020年12月18日(金)に撮影されたものですが、フリースタイル市川主催のイヴェント『第1回いちカイギ』開催中に、ストリート・ムシャリストとして参加したノスタルジー鈴木こと小生の姿を捉えたものです。真間のアンカー市川から、JR市川駅直結のシャポー市川内、むすぶばに向かう途中で、有名なお菓子、ポテトフライをムシャりました。

むろん、ストリートで!

 

なお、2021年1月22日(金)の『第2回いちカイギ』は、2021年1月7日の夜に政府が千葉県を含む一都三県を対象に緊急事態宣言を発出したことを鑑み、リアルの会場にお集まりいただく方式ではなく、完全オンラインでの開催とする方針です。詳細が決まりましたら、頭部ログ、否、当ブログ、ならびに、イカ/以下の場所でご案内します。

 

フリースタイル市川のWebサイト

https://fs-ichikawa.org/category/article/ichikaigi/

フリースタイル市川のFacebookページ    

https://www.facebook.com/freestyleichikawa

いちカイギのFacebookページ 

https://www.facebook.com/groups/ichikaigi/about

ポッドキャスト・プログラム『!ka !ch!kawa』  
https://anchor.fm/ikaichikawa/

 

それでは、皆様、2021年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

最後に、元日に訪問した市川市内にある巨大な寺院「中山法華経寺」で撮影した1枚の写真をご覧ください。五重塔と大仏が同居する空間は宇宙広しと言えども中山法華経寺だけかもしれません。チナ・ミニ、東大寺には大仏があり、かつては大きな五重塔が二塔あったそうですが、五重塔は現存していません。

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市川市には五重塔と大仏があります。

最後に、と書きましたが、もう1枚、否、2枚の写真を掲載します。あえて説明は記しません。

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謹賀新年と書かれた新聞にしたためたご挨拶。

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部分拡大(フェイス)。

 

 

【いちカイギ】第1回を開催しました/第2回は2021年1月22日に開催します

2020年12月18日(金)に、NPO法人フリースタイル市川主催イヴェント「いちカイギ」の記念すべき第1回を開催しました。ご登壇いただいたスピーカーの宮代さん、宮野さん、石垣さん、素晴らしいお話をしていただき、ありがとうございました。また、3か所の会場とオンラインで参加いただいた皆様にも感謝申し上げます。どうもありがとうございました!

第1回の「いちカイギ」開催直前には、当ブログでも「いちカイギ」について説明しましたので、「いちカイギって何なん?」(藤井風「何なんw」より)と、疑問をお持ちの方は、こちらの記事をご一読いただければ幸いです。

muron-street-de.hatenablog.com

 

第1回が終了したのも束の間、2021年1月22日(金)には第2回「いちカイギ」を開催することになっており、既に登壇していただくゲスト・スピーカー(市川市で活躍している方)、3名中2名が確定しています。第2回のご案内は別途記事を書きたいと思います。

本日は第1回の「いちカイギ」の様子を簡単に紹介します。

ゲスト・スピーカーは3名でした。

  • 市川駅南口図書館」の館長を務めていらっしゃる宮野源太郎さん
  • マクロビオティックのケータリングサービス「TABELL」として活動中の宮代麻美さん
  • 学生服リユース事業「ゆずりばいちかわ」を運営している石垣瑠美さん

 

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いちカイギvol.1(シャポー市川むすぶば、市川駅南口図書館の宮野さん)

宮野源太郎さんは、30年の書店勤務を経て、2020年4月、市川市南口図書館の館長に就任されました。同じ本を扱う仕事ですが、書店=民間企業から、図書館=公共施設に転身した理由は大変興味深いものでした。図書館で取り組みたいことなど、今後の展望についてもお話いただきました。

フリースタイル市川のメンバーでもある小生(ノスタルジー鈴木)がインタビュアーとして宮野さんにお話をうかがったのですが、小生は本好きということもあって、話しながら大変エキサイトしたのでした。

 

▼「市川駅南口図書館」のWebサイトはこちらです

市川駅南口図書館

 

なお、会場はシャポー市川の「むすぶば」だったのですが、JR駅改札からほど近い場所で、扉などが設置されておらず、内側が良く見える状態だった(スクリーンが設置された空間で、対談している様子が見えた)ということもあって、会場前には興味津々といった表情の市川peopleが何人もいらっしゃいました。有料イヴェントゆえ、ふらりと入って話を聞くことはできなかったのですが、会場前に設置されていたデジタルサイネージ電子看板)で「いちカイギ」を認知してくださった方は、第2回以降に参加するかもしれませんね。

 

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いちカイギvol.1(アンカー市川、TABELLの宮代さん)

時系列的には宮野さんの前の登壇者ということになりますが、真間のアンカー市川では、サイドパークに停車したTABELLのキッチンカーの中から、宮代麻美さんに、記念すべき第1回「いちカイギ」の、記念すべきトップバッターとしてお話いただきました。インタビュアーはフリースタイル市川の本間美也子さんでした。

「食事を通して心も身体も健康になるライフスタイルを提案する”マクロビオティック”という考え方をもとに、”玄米菜食”を中心とした食事」を提供されている宮代さん(カッコ内はTABELLのWebサイトより引用)。都内で活動されていますが、アンカー市川にも定期的にキッチンカーがやってきているので、まだ食べたことがないという方は、是非、Facebookなどで情報を得て、食べてみていただきたいです。

…などと書いていますが、小生もTABELLさんのマクロビオティックのお食事は未体験なので、年内は難しいですが、来年早々には是非いただきたいと思っています!

 

▼「TABELL」のFacebookページはこちらです。

https://www.facebook.com/tabell.jp/

 

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いちカイギvol.1(gate.、ゆずりばいちかわの石垣さん)

石垣瑠美さんには、オープン前の「gate.」で、学生服と学用品のリユース・ショップ「ゆずりばいちかわ」をスタートするまでの経緯と、事業のコンセプトについてお話いただきました。フリースタイル市川の城谷直孝さんがインタビュアーを務めました。

現在の事業において、仕事を可能な限り細分化して、それを複数の従業員で分担するということに拘っている、というお話が特に印象に残っています。

ちなみに、上の写真の右上に上着を手に持った男が映っていますが、他ならぬ小生です。後述しますが、小生は、

 

1. アンカー市川(真間)

2. むすぶば(シャポー市川内、JR市川駅改札の目の前)

3. gate.(妙典)

 

の3か所を、物理的に移動したのです。いちカイギが開催されていた19:00から20:30の間に!

1か所目のアンカー市川で参加者から預かった質問を、2か所目のシャポーでの宮野さんへのインタビュー中にぶつけ、3か所目のgate.ではシャポーの参加者から預かっていた質問を石垣さんにぶつけたのでした。

 

▼「ゆずりばいちかわ」のWebサイトはこちらです。

学生服・学用品リユースshopゆずりばいちかわ - 学生服・学用品リユースshop ゆずりばいちかわ

 

▼「gate.」のWebサイトはこちらです。

gate. | つながる私が、はじまるところ

 

 

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いちカイギvol.1(3箇所の会場を移動して思いをつなぐ伝書鳩=ストリートムシャリスト)

 

新型コロナウイルス感染症が拡大していることもあり、リアル会場に多数の人に来ていただくことは回避したかったので、リアル会場の参加者数は最大5名までに制限して開催しました。その分、オンラインでの参加も募り、結果として約30名にご参加いただくことになりました。

改めまして、参加していただいた皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

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いちカイギvol.1(ムシャる!むろん、ストリートで!そしてオンラインで参加していただいた皆様)

第2回の「いちカイギ」は2021年1月22日(金)に、初回と同じく、リアルとオンラインのハイブリッド方式で開催します。詳細が決まりましたらお知らせします。是非、ご参加ください!

!ka !ch!kawa 2020年の再生回数ランキングを発表!

千葉県市川市でまちづくりを行うNPO法人、フリースタイル市川のメンバーとして活動するノスタルジー鈴木こと小生が、同じくフリスタ*1のメンバーである稲村ジェーンさんと共に、文字通りフリースタイルにお送りしている音声コンテンツ(Podcastプログラム)、!ka !ch!kawa/イカ市川の放送回が、最新回の『タイトなビートにソフトなエモーションを添えて』で50回目を迎えたことは、あまり知られていない事実です。

 

そこで(どこで?ここで!)、本日は!ka !ch!kawa/イカ市川の第1回~50回の放送の再生回数が多い順にランキングを作成し、これを発表します。

 

さっそく、第1位から第10位までを発表します。

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!ka !ch!kawa 2020年再生回数1~10位

再生回数が最多だったのは、『フリースタイル市川の多彩な活動』でした。未聴の方はもちろん、聴いたことがあるという方も、年末年始に聴き直して耳を刺激してみては!kaga(イカが)でしょうか?

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2位以下の放送回も「それなりに」面白いと思いますので、是非、リッスンしてホシーノ! !ka(以下)のリンク先から全回分の放送をリッスンすることが可能です。

!ka !ch!kawa • A podcast on Anchor

 

続いて、11~19位は!ka(以下)の通りです。

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!ka !ch!kawa 2020年再生回数11位~

11~19位には聴き逃がせない放送が数多くランクインしていますね。フリースタイル市川のメンバーズが数多く登場する放送、第15位『フリスタ5人衆』などは、危険な放送回とも言えますが、未聴の方は1度リッスンしてみてもよいかもしれません。

anchor.fm

23~32位は!ka(以下)の通りです。

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!ka !ch!kawa 2020年再生回数23位~

 

35~50位は!ka(以下)の通りです。

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!ka !ch!kawa 2020年再生回数35位~50位

再生回数が最少だったのは、『九月は君の嘘』と題された放送ですが、再生回数がその放送の面白さを反映しているとは限りません。いや、リッスンされた回数が最も少ないということはリッスンする価値がないのではな!ka(いか)?と思う向きもあるかもしれませんね。そんな方にこそリッスンしてホシーノ!第50位の放送回を!

 

anchor.fm

 

なお、再生回数最少の放送に付けられたタイトルは、漫画『四月は君の嘘から拝借したものです。この作品の中に、心に残るセリフが数多く出てくるのですが、第3巻に収録された第9話に登場するセリフは特に印象的なものだったので、ここに引用します。

 

君は何のためにピアノを弾くの?

自分のため?誰かのため?

君はこの曲をどう弾きたい?

バッハをどう弾きたい?

本当の君はショパンをどう弾きたい?

引用元:新川直司四月は君の嘘』第9話「ラジカセと月」(第3巻 P18~19、宮園かをりが有馬公生に言った言葉。 

 

 

君は何のために!ka !ch!kawaをリッスンするの?

自分のため?誰かのため?

君は!ka !ch!kawaをどうリッスンしたい?

ノスタルジー鈴木を、稲村ジェーンを、

どうリッスンしたい?

本当の君は!ka !ch!kawaをどうリッスンしたい?

 引用元:『四月は君の嘘』における宮園かをりのセリフをもとに筆者作成。

 

というわけで、今年1年、当ブログ むろん、ストリートで! を読んでくださった方、!ka !ch!kawa/イカ市川をリッスンしてくださった方、NPO法人フリースタイル市川の活動に参加してくださったり関心を寄せていただいた方、その他、ストリートムシャリストとしてのノスタルジー鈴木楽家としての福田十二指腸の諸活動を応援してくださった方にはKANSHA申し上げます。

来年も引き続き、よろしくお願いしま(り)す

*1:フリスタとは、むろん、フリースタイル市川の略称です。

【いちカイギ】初回は12月18日(金)19時開始です

 

 

はじめに

NPO法人フリースタイル市川は、千葉県市川市で広義のまちづくりに関わる活動を行う団で、10月に歩みを一歩踏み出したばかりの赤ちゃん法人です。

そんなフリースタイル市川が定期的に開催するイヴェントが、今日ご紹介するいちカイギです。

 

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いちカイギとは

市川市で、地域に想いを持って活動している人=ご本人と、その生業を通じて、地元市川を知り、つながり、好きになることを目指して開催する定期イヴェントです。

毎回3~4名のゲストスピーカーに、ご自身のこと、生業のこと、市川に対する想いなどを話してもらい、ゲストスピーカーと参加者で、参加者同士で、ゲストスピーカー同士で、交流していただく場です。

!ka !ch!kawa(イカ市川) でもいちカイギについて解説していますので、あわせてお聴きください。

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開催概要と参加方法

初回は2020年12月18日(金)開催で、19:00スタート(20:30終了)です。市川市内の3か所の会場をつないで開催します。

参加方法は、

(1)会場にお越しいただく「リアル参加」

(2)Zoom視聴による「オンライン参加」

の2種類があります。

会場は、

A. アンカー市川(最寄駅「市川真間」)

B. むすぶば(最寄駅「市川」、シャポー市川内)

C. gate.(最寄駅「妙典」)

の3か所、プラス、

D. オンライン(お好きな場所、Zoomでのご参加)

です。

 

ゲスト・スピーカーを紹介します

記念すべき第1回、12月18日(金)にお迎えするゲストは市川市で活躍中の3名です。

 

宮代 麻美さん(会場:アンカー市川) 

幅広い方々に新しい食生活の提案をしたいと考え、2014年より「TABELL」として、市川や都内で活躍中。マクロビオティックのケータリングサービスを行っています。


宮野 源太郎さん(会場:むすぶば) 

30年間の書店勤務を経て、2020年4月から「市川駅南口図書館」で館長を務める宮野さん。「」のみならず、地域の「情報基地」としての公共図書館の役割とその管理運営に試行錯誤の日々を送っています。

 
石垣 瑠美さん(会場:gate.) 

2018年に学生服リユースshop「ゆずりばいちかわ」を行徳にオープン。リユース事業を通じて、子育て支援、雇用創出、地域活性化に貢献しています。

 

 

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いちカイギ第1回のタイムテーブル(19:00-20:30)

 

お申し込みはこちらから

ご参加いただくにはお申し込みが必要です(当日の直前まで可能です)。料金はリアルでもオンラインでも一律1,000円です。

ichikaigi01.peatix.com

 

開催日が迫っています。ご興味をお持ちの方で、お申し込みがまだの方や、リアル参加にしようか、オンライン参加が良いかと迷っている方は、お忘れなきよう、お申し込みください!1,000円で3名のお話を聞くことができ、さらに市川市に住む/働く/学んでいる人たちとの交流も図れる企画、それが「いちカイギ」です!記念すべき第1回は、3会場を文字通り「つなぐ」企画も実施する予定です(その企画には他ならぬノスタルジー鈴木こと小生も1枚嚙んでいます。板ガムを1枚噛んでいるというわけではなく!)。

 

ゲスト・スピーカーの3名について(Webサイト)

ゲスト・スピーカーの宮代さん(TABELL)、宮野さん(市川駅南口図書館)、石垣さん(ゆずりばいちかわ)の関連Webサイトは以下の通りです。

tabell.jp

www.ekinan-lib.jp

www.yuzuriba-ichikawa.com

市川の梨、市川の苺、市川の桃、市川のリス。

新田、平田、菅野一帯は砂質壌土で、苺、桃、梨など果樹、果英類の栽培に適していた。

菅野の地は桃林が点々とし春の桃花観望のため東京から多くの人を集めたという。

出典:『続・市川まちかど博物館』(いちかわ・まち研究会編、1999年)

 

市川市のフルーツと言えば、現在では梨が有名ですが、かつては苺や桃の生産も盛んだったようです。桃に至っては、その花を見るために東京からの観光客が多数訪れるほど人気を博したということです。

と、何の前触れもなく、冒頭から引用で始まりましたが、今回は市川の過去/過去の市川について少しだけ書いてみようと思います。

 

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市川の梨、市川の苺、市川の桃、市川のリス。

 

上図における「リス」というのは、かつて宮久保白幡神社にリスが棲んでいた、という話から(情報源は『市川風土記 : 市民の郷土史読本』、市川ジャーナル編集部編、1974年)。

先日、!ka !ch!kawa でも、このことを話しました。

 

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「あの頃の市川」ということに関連して、明治41年(1908年)につくられた歌を紹介します。

下記は、『千葉県一周唱歌という歌の、市川市に関する箇所です。

 

市川駅のかなたには

音に聞ゆる鴻の台(国府台)

北条、里見の古戦場

今は国守(くにも)る野砲兵

栄門高く固めたり

線路に近き桃林

梨の畠も実を結ぶ

その収穫を思い遣り

八幡の森も知らなくに

西よりたなびく塩竃(しおがま)の

烟(けむり)は何処(いずこ)行徳の

里を遥(はるか)に眺めつつ

日蓮宗な檀林と

世に聞こえたる中山の

法華経寺も早や過ぎて

船橋津田沼両駅の

出典:『市川風土記 : 市民の郷土史読本』(市川ジャーナル編集部編、1974年)

 

 

歌の中に登場する市川駅は、歌がつくられる14年前の1894年(明治27年)に総武鉄道(現在のJR総武線)の起点駅として開業しています。この総武鉄道の沿線には桃の林があった、ということですね。梨畠も登場します。

国府は、戦国時代の「国府台合戦」(北条氏と里見氏などの合戦。1538年の第一次合戦、1563年から1564年の第二次合戦から成る)の舞台として知られ、1885年(明治18年)には陸軍教導団が置かれました。その後、終戦までの間、軍隊の町として発展しました(「野砲兵」は「野戦重砲第七連隊」のことでしょう)。松戸街道沿いには、軍隊相手の商売を営む店が多かったとのことです。

他にも、八幡の藪知らず、行徳(塩竃)、中山(法華経寺が歌われています。

 

現在、市川市では、梨の生産は盛んですが、大野地区では梨の生産者が減少しており、苺を生産する農家は少しが残る程度だと思われます。桃の林はなく、行徳の塩田もありません。宮久保のリスも、もういません。

 

変わりゆく市川の景観、消失する自然を思いながら、ストリート・ムシャリストは、今日も何かをムシャっています。むろん、ストリートで!

 

 

参考文献:

『続・市川まちかど博物館』(いちかわ・まち研究会編、1999年)

『市川風土記 : 市民の郷土史読本』(市川ジャーナル編集部編、1974年)

三井住友トラスト不動産Webサイト』 https://smtrc.jp/town-archives/city/ichikawa/p07.html

『猫の足あと』 https://tesshow.jp/chiba/ichikawa/shrine_miyakbo_shirahata.html